近さと遠さ

更新日:5 日前

VAP教科書からの抜粋

「身体の動きが極端に制限されている人を援助するときには身体的な近さが求められますが、これに対して介助者はしばしば抵抗を感じます。患者・要介護者に近づくことなく介助することがそもそも可能でしょうか?


介助者には、患者・要介護者に一方的に近づく、あるいは相互に近づき合うという2つの選択肢があります。依存度の高い人をケアするときには、親密さの境界線を越えることが基本的には避けられません。

より近く、とは何を意味するのでしょうか? 患者・要介護者の可動性改善のために介助者が自分の体を提供することなのか、あるいは排泄や身体の清潔保全を助けることでしょうか?


一緒に共に動くときには身体的な「近さ」が必ずしも問題になるわけではありません。

相手の動きと知覚をうまくサポートすればするほど、問題の無い関係が築かれやすくなり、動きの維持・改善のための相互のモティベーションが向上します。

持ち上げるよりも、身体を接して生理学の概念に基づいて自然に動いたときの方が、より自由に、より適切な対応ができていると感じることができるでしょう。一緒に共に行う動きにおいては、介助者は患者・要介護者の動きに依存し、患者・要介護者は介助者の動きに依存しています。これは、対等な関係の一つの形です。」


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